やまあし

●2011年11月3日
●甲斐駒ケ岳[2,967m]（山梨県）


南アルプス・甲斐駒ケ岳へ行ってきました
なんだかんだで1カ月ぶりの登山です



南アの玄関口、芦安温泉駐車場。
いつものように前夜、駐車場泊。
夏場のように下の駐車場まで満車ということはなく、ガラガラ状態…

それでも、朝になれば人増えるだろうなと思い、飲んで寝ることに


・・・これが失敗の始まりでした。。。




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・・・・ふと目が覚めると、すでに6時20分


あれ？あれ？あれ？
いつもなら、登山者のワイワイガヤガヤの音で目が覚めるのに、
この日はシーーーーーーーーンと静まり返ってます

完全に寝坊してしまいました


駐車場の警備員さんと話すと、
「始発のバス行っちゃったよ～、次のバスは7時40分ね」

ええええええええええ～


とんでもなタイムロス…

が、南アでは乗合タクシーがあるので、そちらの運転手さんに話を聞くと「7時に出発するよ」

良かった大急ぎで準備開始、7時の乗合タクシーに乗車、ホッと一息。


ところがこの乗合タクシー、トロトロ走ります…途中で車を止めて渓谷や滝の説明…
いやいや、早く行ってよ運転手さん（笑）と、心の中でつぶやきながら広河原へ着いたのが8時前。




甲斐駒へはここ広河原からさらにバスで北沢峠へ。
で、バスの時刻を見てみると・・・9時発


まだ1時間以上もあるやんけ


で、タクシーがないか聞いてみると、北沢峠へはバスのみとのこと。

がーーーーーーーーーーーーん

もーしょうがないので1時間以上バスを待つことに。

で、先ほどの乗合タクシーの運転手さんがめっちゃいい人で、コーヒーをご馳走してもらい、しばらく話をする。
「9時発のバスでも足の速い人なら甲斐駒日帰りで行けるよ」と勇気をもらう（笑）




この日はB運行。


広河原発　9：00
北沢峠着　9：25

北沢峠発　15：30（最終）←このバスを逃すと北沢峠で1泊か芦安まで歩くことになる…


制限時間6時間のタイムアタック決定！




バス待ちの間に、周辺の紅葉をパシャリ
運転手さん曰く、今年の紅葉は全然ダメらしい…






8：55、ようやくバスに乗り込む。




9：25、定刻通りに北沢峠到着。
登りのルートは、北沢峠～仙水峠～駒津峰～甲斐駒ケ岳。
バスを降りて足早に仙水峠へ向かう




北沢駒仙小屋のテン場が見えてきました。
ここは泊まったことがあるのですが、広くていいテン場いくつかテントが張られています。

北沢駒仙小屋。


北沢駒仙小屋の前を通り、橋を渡って仙水峠へ。ここからは未踏のルート。

少し歩くと（走ると？）ハイキングしている老夫婦とその娘さん（かな？）に声を掛けられる。

「今からどこ行くの～」
「甲斐駒です」
「えっ！？今から？？上で泊まり？？」
「いえ日帰りなんですよ～」
「すごいなぁ～上の方足場悪いから気をつけてな～」
「はい、ありがとうございます」

なんてやり取りをする。


やはりこの時間から甲斐駒日帰りは無謀なのか？？とあせる・・・

が、もう行くしかない。


北沢峠（標高2,032m）～仙水峠（標高2,264m）まではほとんど高低差がないので、早歩きで時間短縮。



こちらは仙水小屋。

仙水峠へ。


樹林帯が終わると、ガレ場へ。


ただ、ここを登っていくわけでなく右へ巻いていきます。V字の先に仙水峠があります。



魔利支天が見えてくると、仙水峠ももうすぐ。



10：10、仙水峠到着。[北沢峠～仙水峠：45分]



仙水峠からまずは、駒津峰（標高2,750m）を目指します。樹林帯の中の急登



途中、甲斐駒ケ岳と魔利支天が



でもまだまだ急登が続く・・・



ハイマツ帯に突入しても急登・・・



11：04、駒津峰到着。[仙水峠～駒津峰：54分]




駒津峰から甲斐駒ケ岳


駒津峰から一気に降る。



巨岩・六方岩を過ぎると登り返し。



岩稜直登ルートと巻き道ルートの分岐。
時間が気になったのですが、直登ルートはどうしても行きたかったルートなので、迷わず直登ルートへ


こんなところを歩きます


地図上では破線、危険マークがついていますが、このコース前半に巨岩を攀じ登る箇所が何箇所かあるだけで、それほど危険は感じません。高度感もありません。クサリや梯子もありません。



振り返ると駒津峰からのルートが見えます




巨岩を超えてくるとこんな感じに・・・。普通のの登山道になりました




花崗岩特有の白砂の上を歩き出すと、なにやら山頂らしきものが・・・



12：03、甲斐駒ケ岳山頂到着！[駒津峰～甲斐駒ケ岳：59分]

　　


登りのトータルタイムは、2時間38分

3時間切れた
よく頑張った！・・・と自分を褒める（笑）



15分ほど休憩。



12：20下山開始。
下山のコースタイムは3時間（地図では2時間50分）。


下山コースは、
山頂～（巻き道ルート）～駒津峰～双児山～北沢峠

この白砂の上を滑らないように歩く。




下山後すぐに青空が・・・



こちらは魔利支天への分岐。往復で20分ほどですが時間がないので今回はスルー


魔利支天から戻ってくる登山者の姿が見えます。



おや？寝心地の良さそうなテラスがｗｗ（※立ち入り禁止のロープがあるので入れません）



数百年？数千年？の風化でこんな形の岩ができるのって不思議です。自然ってスゴイ





13：08、駒津峰到着！[山頂～駒津峰：48分]

一服してから再出発


前方手前に見えるのが双児山。



双児山への登り返し。意外にも岩が多い。




振り返ると甲斐駒がもうあんなに遠くに・・・




13：42、双児山到着！[駒津峰～双児山：34分]

さすがにお腹がすいてきたので、パンやらチョコレートやらを食べて栄養補給。

休憩中、小学生の子供を連れたファミリーが「ここからあと1時間だよ」なんて話をしてるのを聞いて、安堵感が漂うｗｗ

「良かった15時30分のバスは余裕だな」



13：53、下山開始。
もーここからはのんびり歩くことに





14：43、北沢峠到着！[双児山～北沢峠：50分]



降りトータルタイム、2時間23分
登りとたいして変わらないｗｗｗ



こちらは長衛荘。メニューが豊富です。


ここでバスの時間までゆっくり休憩。
着替えたり、コーヒー飲んだりして休み、無事15時30分の最終バスで帰りました



おわり



●甲斐駒ケ岳[2,967m]（山梨県）
北沢峠（9：25）～（10：10）仙水峠～（11：04）駒津峰～[直登ルート]～（12：03）甲斐駒ケ岳（12：20）～[巻き道ルート]～（13：08）駒津峰～（13：42）双児山（13：53）～（14：43）北沢峠
総行動時間：5時間18分（休憩含む）


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