『鷲羽岳・水晶岳』 ~裏銀座と黒部源流~③

murax

2011年08月22日 16:00

●2011年8月12~16日
●双六岳[2,860m]・三俣蓮華岳[2,841m]・鷲羽岳[2,924m]・ワリモ岳[2,888m]・水晶岳[2,986m]





夏休みを利用して、裏銀座の山々&黒部源流を歩いてきました。
4泊5日と過去最長の山旅がスタート!

8/12(1日目):新穂高~鏡平山荘(小屋泊)⇒詳細はこちら
8/13(2日目):鏡平山荘~双六岳~三俣蓮華岳~三俣山荘(テント泊)⇒詳細はこちら
8/14(3日目):三俣山荘~鷲羽岳~ワリモ岳~水晶岳~黒部源流~三俣山荘(テント泊)
8/15(4日目):三俣山荘~双六小屋(テント泊)
8/16(5日目):双六小屋~新穂高


いよいよ3日目!
今回の山行のメイン、鷲羽から水晶までの縦走&黒部源流がスタートです!


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三俣山荘前を、6:00にスタート!


山荘の前から槍ヶ岳がキレイに見えます



今日はまさに山日和の天気

曇り男!?ガス男!?雨男!?
すべての汚名返上

昨日はガスの中だった三俣蓮華岳も青い空の中




山荘からハイマツ帯を抜け、本格的な登りがスタート!
ジグザグにまだまだ緩い斜面を登っていきます


テント装備の重いザックから解放され、足が進む
(なお、本日はサブザックで雨具・ハイドレーション[1L]・行動食・地図など超軽量)


だんだん傾斜がきつくなってきました。



気がつくと三俣山荘があんなに小さく・・・だいぶ高度を稼いできました。



さぁ、山頂まではもうすぐ!



最後の岩場を登る。




山頂が見えました



7:07、鷲羽岳山頂

 
昨日、テン場からずっとこの鷲羽岳を眺めてて、あんなとこ1時間半(コースタイム)で登れるのか!?と思ってたけど、
意外にもすんなり、ラクに登れました

ちなみに鷲羽岳は百名山


広い山頂でしばらく休憩。


7:27、次に目指すはワリモ岳!



鷲羽からの下り。登り返した先がワリモ岳。その右奥に水晶岳が見えます。



ワリモ岳への登り。



一箇所ロープが張ってありますが、すんなり通過できます。



そして、頂上を巻くような形の登山道脇に”ワリモ岳頂上”の標識。


さらに上に登れそうなので、岩場を上がってホントの(?)山頂へ。
ワリモ岳山頂から水晶岳


ほとんどの人がここはスルーしていきますが、山頂にいたソロの方と少しお話。
なんと前日、新穂高から三俣山荘まで歩いたとかしかもテント装備で!!

凄すぎ・・・


で、どうやら水晶岳まで行って、その後は雲の平まで行って、翌日は黒部五郎岳に行くとか・・・

う~~~~ん、鉄人ですか?


まぁ、そんな感じで話していると、ソロの方が2名登ってきました。
ここは、単独行者に人気があるのかな


そして皆さん行き先は”水晶岳


山頂でまた会いましょうとお別れし、水晶岳を目指す。↓オレンジシャツ&青ザックの方が足の速い方



8:30、ワリモ北分岐に到着。
たくさんのザックがデポしてあります。ここから水晶をピストンし、雲の平へ向かう人のものでしょうか。











水晶小屋まで緩やかな登りが続く。




振り返る



9:00、水晶小屋分岐。
といっても小屋はすぐ目の前。


水晶小屋で、水分補給のためジュースを買う。なお、ここの小屋には水場がない。


小屋前の椅子に座り、カロリーメイトで栄養補給。



小屋前からは”槍ヶ岳”はもちろん・・・

”立山”も見える。そして”剣岳”も




9:12、水晶岳へ向け出発。緩やかな稜線歩き。



だんだん岩場に近づいてくる。右上のピークが山頂。




眼下には雲の平も見える。




そして岩場に突入!



梯子もあります。




さらに岩場を進み・・・



山頂までもう少し!



9:45、水晶岳山頂到着!!


狭い岩場の山頂には、たくさんの登山者が・・・

ワリモ岳で出会った足の速いソロの方も居て、写真を撮ってもらう


三俣山荘を出発して3時間45分。
本日、2つ目の百名山登頂1日で百名山を2つも!!贅沢すぎる


10:06、水晶岳山頂を出発
登って来る人も多いので、すれ違いは登り優先でゆっくりと慎重に降りる。


10:41、水晶小屋へ戻ってきて小腹がすいたので山小屋ご飯
軽食はこの”力汁(ちからじる)”と”カップラーメン”しかないみたい。もちろんここでしか食べれない”力汁(ちからじる)”を注文。

豚汁の”豚”の変わりに”おもち”が入ってる・・・といった感じ。

水分補給にもなるし、おもちでおなかも満たされます

11:09、水晶小屋を出発。ワリモ岳方面に戻ります。

11:36、ワリモ北分岐に到着。ここから岩苔乗越へ向けて降ります。


一気に降る。



11:42、岩苔乗越到着。



ここから黒部源流に向けてさらに降る。




途中の水場。というか、このコースは沢沿いに進むのでどこでも水場。上部でも休憩しているグループがいます。


沢の水はもちろん冷たくて美味しい

休憩していると、またもやソロの方に声を掛けられる。
その方は、この沢沿いをずーーーっと降りて、五郎沢を登る予定の沢登りの方。

ソロで沢登り。すごいなぁ~


休憩後、沢沿いを降っていく。なんとも気持ちのいい道。



普段撮ることのない花も撮りたくなってくる




水が豊富で登山道にも水があふれている。





沢を渡るところもあります。




そして木道。




雪渓も所々にあります。



雲の平方面と三俣山荘方面への分岐。

先ほどの沢登りの方が休憩中。なんでもここから沢を降りる予定だったのが雪渓があるとのことで断念するらしい。

この分岐から雲の平方面に向かって沢に降りてみる。
沢を渡れば雲の平へ行ける。


五郎沢方面。確かに大きな雪渓が見える。



しばらく休憩して、三俣山荘へ向け登り返す。


地図では”黒部源流の碑”があると載っていたけど見当たらなかったなぁ・・・
なんて歩いていると、なんでこんな所に?って場所にありました




三俣山荘へ続く登り。





14:15、無事にテン場に到着





今日ももちろん沢で冷やした冷たいビールを飲みながら疲れを癒して、3日目の夜を迎えることとなりました





4日目に続く。





●3日目:三俣山荘(6:00)~(7:07)鷲羽岳(7:27)~(8:00)ワリモ岳(8:23)~(8:30)ワリモ北分岐~(9:01)水晶小屋(9:12)~(9:45)水晶岳(10:06)~(10:41)水晶小屋(11:09)~(11:36)ワリモ北分岐~(11:42)岩苔乗越~(13:18)黒部源流~(14:15)三俣山荘
総行動時間:8時間15分

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